【街のはずれの教会】

ボロボロのリンリン「ハァ……ハァ……おばさん!おれに…メシを…!!」

メシを持ってくるマザー「分かってるよ……食べな」

タバコをすいだすマザー「んで?なんだい?なぜあんたはボロボロだい?」

食べながら話すリンリン「あたしのッ…!シホは…!!」

もうメシはほとんどない。

おかわりをとりにいくマザー「食べてからでいいよ💧」

リンリン「おれの城は巨人と人間にやられたんだ!!」

マザー「!?」

リンリン「そしておれはママとパパに樽に入れられここに来た。」「でも誰も助けてくれない……」

マザー「ほう……」

リンリン「おれは巨人にも人間にも嫌われてるんだ!!お願いだ!!ここに置いてくれ!!誰にも教えないで!!」

マザー「あたしのことはマザーと呼びな。」

リンリン「……!!ありがとう!!」

マザーとリンリンの思い出が出てくる。
ただ一度も外には出ていない。

【ある日】

普通のサイズのじいさん「今日は孫を連れてきた。」

なにかを見つける孫「……!ねぇ、あれは誰?」

奥の部屋からリンリンが覗いてる

マザー「……!!?」「あ、あぁリンリンおいで。一緒に遊びな」

孫とじいさん「!!?」

リンリンは成人した巨人と人間の中間ほどのサイズ

孫「あ、遊ぼ!!」


リンリンと孫が仲良く遊ぶ

じいさん「ありゃ……あの国の?」

マザー「あの国とは?」

驚くじいさん「知らないのか!?でも知らんほうがいいこともある……」
「大事にしてやれ。その子を。まっすぐに育つように。」

マザー「……?」


外から覗く謎の巨人「ま、まじか……あの国の………ヤバい……ヤバいぞ!!」

【ある日】


巨人「すいません。ここにある重罪人がいると聞いたのですが。」

マザー「いいや。うちにはあたししかいない。(まさかリンリン……!)」

別の巨人「では見てみます。」

マザー「うちは神聖な教会さ…!!勝手に漁らないでおくれ!」

巨人「平和にするための行動に神は天罰を下すのか?」

マザー「うちにはなにもいない!」

リンリンの写真を見せる巨人「では、''世界一、身勝手な国''の生き残りのこの子は知りませんか?」

マザー「……!!?知らないね…!!(リンリン、逃げておくれ!!)」

隠れてるリンリン「これじゃ外に行っても目立つだけだし……」少し覗く「マザーは……」
「!!?」

マザーを押さえつける巨人「あんたが隠してるのは分かってる。世界の平和のためにあの子は不必要だ!!」

マザー「ハァ……あぁ……認めよう!!隠してたわ!!でもね世界中の人間があの子を捨てても私が拾い上げる!!この世の中の人間には不必要なんて存在は一人たりともいない!!」

ガゴォォォン!!!

別の巨人「やりすぎたか…まぁここも今日なくなるしな……」

マザー「なにいってるんだい……?」

巨人「あんたら二人共監獄行きだからだ!!」

巨人に殴りかかるリンリン「やめろよ!!マザーを放せ!!」
「なんで聞いてくれないだよ!!」

巨人「ふっ……まったく…見てみろ!!この子はすべてのものが言うことが聞くようにできてると体に植えつけられてる!!」

マザー「……!!」

リンリン「放せって……いってるだろう!!」

リンリンを抱える、別の巨人「貴様の父が巨人と人間にどれだけのことをしたか分かってるのか!」

睨むリンリン「!!」

歩き出す抱えてる巨人「奴隷として使い、メシも少量。金は使い放題!!そして…」

巨人の足をどかすマザー「その子を……!!」

巨人「お、おい!!」

抱えてる巨人「貴様のッ……!!?」

蹴りをいれるマザー「離しな!!」

巨人「ガフッ!!」

マザー「いいかいリンリン…!!逃げな!!遠くへ!!」

リンリン「おれは嫌だ!!マザー!!」

マザー「いいから逃げるんだ!!あんたは生きなきゃいけない!!」

マザーを押さえる巨人「貴様……!!立派な重罪だ!!」

マザー「行きな!!」

走り出すリンリン「……!!」

■マザー……
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